CodeIgniter4の公式チュートリアルをやってみる (1)

(2021-12-05 追記) この記事は古くなっています。 「CodeIgniter4入門 公式チュートリアル (1)静的ページの表示」 を参照してください。

この記事は CodeIgniter Advent Calendar 2020 - Qiita の1日目です。まだ、空きがありますので、興味のある方は気軽に参加してください。

CodeIgniter 4 の公式ドキュメントにあるチュートリアルをやってみます。

CodeIgniter 4 の概要を把握しましょう。

インストール

CodeIgniter 4 を composer からインストールします。

$ composer create-project codeigniter4/appstarter ci4-news

ci4-news フォルダに CodeIgniter 4.0.4 がインストールされました。

フォルダ構成

CodeIgniter 4 のフォルダ構成は以下のようになっています。

ci4-news/
├── app/ ... アプリケーション
│   ├── Common.php
│   ├── Config/      ... 設定
│   ├── Controllers/ ... コントローラ
│   ├── Database/    ... データベース
│   ├── Filters/
│   ├── Helpers/
│   ├── Language/
│   ├── Libraries/
│   ├── Models/      ... モデル
│   ├── ThirdParty/
│   └── Views/       ... ビュー
├── builds*
├── composer.json
├── composer.lock
├── env
├── phpunit.xml.dist
├── public/ ... Web公開領域(ドキュメントルート)
│   ├── favicon.ico
│   ├── index.php
│   └── robots.txt
├── spark*
├── tests/ ... テストファイル
│   ├── _support/
│   ├── database/
│   ├── session/
│   └── unit/
├── vendor/   ... Composer管理
└── writable/ ... 書き込み用フォルダ
    ├── cache/
    ├── debugbar/
    ├── logs/
    ├── session/
    └── uploads/

開発環境に設定

デフォルトでは CodeIgniter 4 は本番環境に設定されています。

開発中は便利な機能を使うために開発環境に変更します。

プロジェクトのルートにある env.env にコピーし、CI_ENVIRONMENTproduction から development に変更します。

--- env 2020-07-16 12:44:28.000000000 +0900
+++ .env    2020-12-01 16:40:17.000000000 +0900
@@ -14,7 +14,7 @@
 # ENVIRONMENT
 #--------------------------------------------------------------------

-# CI_ENVIRONMENT = production
+CI_ENVIRONMENT = development

 #--------------------------------------------------------------------
 # APP

開発用Webサーバの起動

ターミナルから、以下のコマンドを実行します。

$ php spark serve

http://localhost:8080/ でサーバが起動しました。ブラウザからアクセスすると、Welcome ページが表示されます。

Welcome ページ その1

Welcome ページ その2

Home コントローラ

Welcome ページを処理するデフォルトコントローラは、app/Controllers/Home.php にあります。

Home コントローラは以下のようになっています。

<?php namespace App\Controllers;

class Home extends BaseController
{
    public function index()
    {
        return view('welcome_message');
    }

    //--------------------------------------------------------------------

}

CodeIgniter 4 の view() メソッドでビューファイルを表示できます。

View ファイルの作成

静的ページファイル

以下の静的ページを作成します。

Views/pages/home.php

<p>Views/pages/home.php</p>

Views/pages/about.php

<p>Views/pages/about.php</p>

テンプレートファイル

ヘッダとフッタ用のテンプレートファイルを作成します。

Views/templates/header.php

<!doctype html>
<html>
<head>
    <title>CodeIgniter Tutorial</title>
</head>
<body>

    <h1><?= esc($title); ?></h1>

Views/templates/footer.php

    <em>&copy; 2019</em>
</body>
</html>

Pages コントローラ

app/Controllers/Pages.php を作成します。

<?php
namespace App\Controllers;

use CodeIgniter\Controller;
use CodeIgniter\Exceptions\PageNotFoundException;

class Pages extends Controller
{
    public function index()
    {
        return view('welcome_message');
    }

    public function view($page = 'home')
    {
        if ( ! is_file(APPPATH.'/Views/pages/'.$page.'.php'))
        {
            // Whoops, we don't have a page for that!
            throw new PageNotFoundException($page);
        }

        $data['title'] = ucfirst($page); // Capitalize the first letter

        echo view('templates/header', $data);
        echo view('pages/'.$page, $data);
        echo view('templates/footer', $data);
    }
}

これで、ビューとコントローラが作成できました。

http://localhost:8080/pages/view 以下にアクセスすると、Views/pages/*.php が存在する場合は、そのページがヘッダとフッタ付きで表示されます。

以下のようになります。

ルーティング設定の追加

app/Config/Routes.php を開き、以下の 1行を追加します。

--- a/app/Config/Routes.php
+++ b/app/Config/Routes.php
@@ -32,6 +32,8 @@ $routes->setAutoRoute(true);
 // route since we don't have to scan directories.
 $routes->get('/', 'Home::index');

+$routes->get('(:any)', 'Pages::view/$1');
+
 /**
  * --------------------------------------------------------------------
  * Additional Routing

これで、例えば、http://localhost:8080/about にアクセスすると、Pages コントローラの view() メソッドに about が渡されるようにルーティングされます。

http://localhost:8080/about でアクセスできるようになりました。

CodeIgniter4の公式チュートリアルをやってみる (2) へ続きます。

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参考

Tags: codeigniter, codeigniter4

ふりかえり実践会「スクラムガイドを読み解いてみよう」第7回

「スクラムガイドを読み解いてみよう」第7回 に参加しました。

今回の範囲は、スクラムガイド 2017年11月の P.9(スプリントプランニング)からP.10(スプリントゴールの手前)でした。1時間で1ページのペースでした。

発言・コメントなど

網羅的ではありません。

スプリントプランニング

  • 何時間くらい?

    • 1週間で4時間使ったことあります
    • 分業されてると時間がかかる
  • スプリントプランニングでは、以下の質問に答える。

    • 誰が答えるのか?
    • > Sprint Planning answers the following:
    • 原文は上記なので、スプリングプランニングの結果決まるという感じなので、誰がというのはない

トピック 1:スプリントで何ができるか?

  • 横文字が多くて、頭に入ってこない
  • スプリントゴール大事だけと、依然としてはっきりしない

トピック 2:選択した作業をどのように成し遂げるか?

  • 作業に分解は全部やるのか?
    • スクラムガイド的には不要(「開発チームがスプリントの最初の数日間で行う作業については、スプリントプランニングで作業に分解する」)
    • https://www.ryuzee.com/contents/blog/7101 不要
    • 全部分解したい
    • プランニングの時間内で作業分解できない場合は、そのチームのスキルでは、どうせスプリント中に完了できないので全部はやらない

疑問

スプリントプランニングのトピック2での「作業に分解」は、スクラムガイド的には明らかに、スプリント中のすべての作業を分解する必要はないです。

開発チームがスプリントの最初の数日間で行う作業については、スプリントプランニングで作業に分解する

と明記されてますから。

しかし、作業に分解して作業時間を見積もらないと、スプリント中に本当に終わるかわからないというか、見積もりの確度が下がってしまうように思います。

全作業項目を見積もらずに、スプリント中にほんとうにできるかどうかをどのように判断しているのか?という疑問が生じました。

とはいえ、スプリントプランニングですべての作業を分解しておくというのは、ウォーターフォール脳な気もしました。

参考

Tags: scrum

ふりかえり実践会「スクラムガイドを読み解いてみよう」第6回

「スクラムガイドを読み解いてみよう」第6回 に参加しました。

今回の範囲は、スクラムガイド 2017年11月の P.8(スクラムイベント)〜P.9(スプリントの中止)でした。 1時間で1ページちょいのペースでした。

気づき・感想など

スクラムイベント

スクラムで規定されたイベントは規則性を作り出し、スクラムで定義されていないミーティングの必要性を最小化する。

スプリント以外のスクラムイベントは、何かを検査・適応するための公式な機会である(スプリントはその他のイベントの入れ物である)。

規則性、定義されていないミーティングを最小化する、検査と適応、このあたりがスクラムイベントの意義かなと。

スプリントの時間が余ったらどうするか?追加で何かするのはよくないんじゃないか?という話が出ました。

スプリント

スプリントでは、 - 品質目標を下げない

ここは私はいわゆるQCDのQは下げないということと漠然に考えていました。しかし、そもそも品質を下げるという選択肢はソフトウェア開発(アジャイル開発)では通常ないため、何故、わざわざ書いてあるのかよくわかりません。

スプリント中に品質目標を下げてゴールを達成しようとするということがよく起こったのでしょうかね?

スプリントは 1か月以内のプロジェクトと考えることができる。

プロジェクトであればゴールというものがあるでしょうということかと。

スプリントゴールとは何か?という難しい問題の参考URL。

スプリントの中止

スプリントゴールが古くなった場合は、スプリントを中止することになるだろう。会社の方向性や市場・技術の状況が変化すると、スプリントゴールは古くなってしまう。

スプリントは中止されることがありえます。

GO TO キャンペーンみたいなものが降ってきたら、スプリントを中止して対応のためのスプリントをするんじゃないかという話が出ました。

次回

Tags: scrum