FuelPHP 1.7.2がリリースされました
FuelPHP 1.x系の最新の安定版であるFuelPHP 1.7.2が7/13にリリースされました。
セキュリティ修正を含むため、すべてのFuelPHPユーザは1.7.2へすみやかにアップグレードすることが推奨されます。アップグレードの前にChangeLogをよく確認しておきましょう。
- http://fuelphp.com/blogs/2014/07/fuelphp-releases-v1-7-2(英語)
- ChangeLog v1.7.2(英語)
- FuelPHP 1.7 ドキュメントの日本語訳(翻訳中)
なお、FuelPHPの開発は2.0に移っており、1.x系には大きな新機能は追加されません。
1.7.2のバグ修正は1.8/developブランチに送信してください。1.8/developブランチは、1.x系の保守のためのブランチです。
セキュリティ修正
いくつかな軽微なセキュリティ修正がされています。
- Request_Curlの自動フォーマットの脆弱性。1.7.2では自動フォーマットがデフォルトでoffに変更されました。自動フォーマットを使う場合は、1.7.2以降でも信頼できるサイトしかアクセスしない、レスポンスをきちんと検証するなどの注意が必要です。
- DB::select()メソッドでのSQLインジェクションの可能性。これにより、
DB::select("LOWER \"field\")")
という書き方は使えなくなりました。DB::select(DB::Expr("LOWER \"field\")"))
と書き直す必要があります。 - エラーメッセージでのXSSの可能性。
- プロファイラでのXSSの可能性。
- HTMLタグ属性の値の中のダブルクォートをエスケープ。
主な変更点
詳細は、ChangeLog v1.7.2を参照してください。多くのバグ修正や機能追加が含まれています。
- Composerからインストールできるようになりました。FuelPHP 1.7.2のComposerによるインストール参照。
- ViewModelがPresenterに名称変更されました。
- Agentクラスのbrowscap.orgのURLが更新され、正常に機能するように。
- Validationクラスのrequireにfalseを渡した場合、エラーではなくなりました。
- PDOドライバがPDOのエラーコードではなく、データベースのエラーコードを返すように変更されました。
Emailパッケージ
- Mailgun、Mandrillドライバの追加。
- STARTTLSのサポート。
バグ情報
バグに関する情報は、以下を参照願います。
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Date: 2014/07/17