CodeIgniter 3.0をコマンド一発でインストールするCodeIgniter Composer Installer
CodeIgniter 3.0がMITライセンスでリリースされたわけですが、公式なインストール方法はZipファイルをダウンロードするというものです。初心者にやさしいCodeIgniterなので、これで動かせるのは理にかなっています。
しかし、日頃からComposerに慣れているPHPユーザには、Composerでフレームワーク(CodeIgniter)のバージョンアップができた方がいいです。
以下の記事に、そのようにComposerでフレームワークを管理する方法がありました。
これでいいのですが、できればコマンド一発でインストールしたいです。
というわけで、コマンド一発でインストールできるパッケージを作りました。
CodeIgniter Composer Installer
CodeIgniterのインストール
composer
がインストール済みの環境で、以下のコマンドだけで最新のCodeIgniterがインストールできます。
$ composer create-project kenjis/codeigniter-composer-installer codeigniter
上記のコマンドは、
- プロジェクトのフォルダを作成し、CodeIgniterをComposerで
vendor
フォルダ以下にインストール application
フォルダをプロジェクトのトップにコピーindex.php
をpublic/index.php
にコピー- フォルダのパスの調整と
composer_autoload
の設定
をします。
インストールするCodeIgniterは本家の3.0.*
です(codeigniter-composer-installer v0.1.2以降)。
フォルダ構成は以下のようになります。
codeigniter/
├── application/
├── composer.json
├── composer.lock
├── public/
│ └── index.php
└── vendor/
└── codeigniter/
└── framework/
└── system/
言語ファイルのインストール
(2015-06-06 更新) (2015-04-30 追記)
日本語の言語ファイルをインストールします。
$ cd /path/to/codeigniter
$ php bin/install.php translations develop
これでapplication/language
に
のdevelop
ブランチの言語ファイルがコピーされました。
他にもサードパーティ製のライブラリをインストールするスクリプトも少し付属しています。詳細は、
を参照してください。
CodeIgniterのバージョンアップ
CodeIgniterのバージョンが上がっても、以下のコマンドで更新できます。
$ cd /path/to/codeigniter
$ composer update
ただし、もし、application
フォルダ内のファイルやindex.php
が変更された場合は、それらを手動で更新する必要はあります。その場合は、ユーザガイドに従って作業してください。
system
フォルダ以下は完全に更新されますので、system
フォルダ以下のファイルを直接変更することは禁止してください。バージョンアップ時に消えてなくなります。
関連
- https://github.com/kenjis/codeigniter-composer-installer
- Codeigniter 3.0でマイグレーションをCLIから操作するCli for CodeIgniter
- CodeIgniter 3.0でPHPUnitを使う
- CodeIgniter 3.0でTwigを使う
- CodeIgniter 3.0をコマンド一発でデプロイするCodeIgniter Deployer
- 2015年最新PHPフレームワーク(9つ)のベンチマーク
- CodeIgniterの新刊『CodeIgniter Web Application Blueprints』が出てました
- CodeIgniter 3のライセンスがMITライセンスに変更され、いわゆるライセンス問題は完全に解消
Date: 2015/04/24