『PHPポケットリファレンス』の改訂第3版が発売 post

『PHPポケットリファレンス』の改訂第3版が発売されています。PHPのリファレンス辞書的な『PHPポケットリファレンス』、ご存知の方も多いことでしょう。その改訂版です。

技術評論社の細谷さんより献本いただきました。ありがとうございます。

著者はPHP本体の開発にも多大な貢献をされている大垣さんです。

目次

Chapter 1 演算子と制御構造
Chapter 2 ステートメント
Chapter 3 数値演算
Chapter 4 変数/定数
Chapter 5 関数/クラスとオブジェクト
Chapter 6 ファイル
Chapter 7 ストリーム
Chapter 8 配列
Chapter 9 文字列処理と日本語処理
Chapter 10 正規表現
Chapter 11 変換とエスケープ
Chapter 12 日付と時刻
Chapter 13 データベース
Chapter 14 ネットワーク
Chapter 15 XML
Chapter 16 出力制御
Chapter 17 エラー処理
Chapter 18 設定/その他

特徴

PHPでよく使う機能をできるだけ網羅的に、簡潔なサンプルプログラムと共に解説する辞書的な書籍です。

昨今の出版事情からあまりにページ数の多い書籍は出版が難しいこともあり、648ページになっています(1つ前の改訂版は616ページ)。

なので、網羅的と言ってもPHPの機能は多すぎるため、すべてを含むことは不可能です。また、最近はPHPの機能追加が多いこともあり、新機能についての解説が追加されたため、前の版ではあった項目もそれなりに削られているようです。

PHP 5.6および4対応

今回の改訂で、PHP 5.6に対応されました。PHP 5.3~5.6が対象ですが、なんとPHP 4でも使える機能には「PHP4」のマークが入っています。

今さらPHP4とも思いますが、極まれにPHP4の案件もまだ存在するようですので、そういう現場ではうれしいのかも知れません。

割と詳しい?

本書は辞書的な書籍であり、網羅的な内容ですが、それでも「Chapter 7 ストリーム」や「Chapter 13 データベース」は比較的詳しいように思いました。

ストリームは、そもそも記載されている書籍が少ないように思います。

また、データベースでは、

  • pgsql
  • mysql
  • mysqli
  • PDO
  • mongo
  • DBA
  • sqlite3
  • Memcached

を取り扱っています。

とはいえ、1つ1つの項目の解説は簡潔なものであり、掘り下げて詳細に解説されているわけではありません。あくまで辞書的なリファレンスとして機能を引きたい、確認したいという用途のためのものです。

誰にお薦め?

最新のPHPの簡潔なリファレンス(辞書)を欲しいという人、特に紙で欲しいという人は購入を検討するとよいでしょう。特にPHP 5.6に対応しているこの種の書籍は現在これしかないです。

本屋で実物を見てから購入することをお薦めします。割と紙面のレイアウトの好みなどが大きく影響するものですから。

辞書なので頻繁に引いて使うという使い方と、全体を見て自分の知識の網羅性を確認するという2つ使い方があると思います。

各項目には、関連する項目への参照(見出しおよびページ数)が記載されており、関連する知識を学ぶことが可能です。

なお、電子版もありますが、Kindle版、Kobo版は固定型EPUBと呼ばれるフォーマットのため検索できないそうなので注意してください。電子版が欲しい人は、GDPからPDF版を購入するのがよいでしょう。

正誤表

また、このようなページ数の多い書籍では誤りがないということは現実的にはありえません。そこで、正誤表がきちんと出てくるかというのが1つのポイントでもあります。本書では、以下のサポートページに正誤表が掲載されています。

関連

著者による解説記事が以下にあります。

Date: 2015/04/15

Tags: php, book